水子供養について

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水子供養とは?【僧侶が解説】

水子供養とは?

 水子供養とは、流産や死産、中絶などの理由でお腹の中で亡くなった赤ちゃんや、生後間もなく息を引き取った赤ちゃんを供養することです。

 亡くなった赤ちゃんを「水子」というのには諸説ありますが、光を見ることなく亡くなった子、つまりは【見ず子】から来ているという説や、かつての日本では死産した胎児や乳児を供養するために川に流していたという説から「水の子」と名付けられたなどがあります。

水子供養とお地蔵様について

 お地蔵さま(地蔵菩薩)は、大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩にある人々をその無限の大慈悲の心で包み込み、救済してくださるという事から名付けられております。

 地蔵菩薩は、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)を巡り、衆生を救う菩薩です。日本における民間信仰では、道祖神(道端で見守る仏さま)としての性格を持つと共に、三途の川の手前に留まっている水子を導き、極楽浄土へ連れていく仏さま、「子供の守り神」としても有名です。その事もあり、子供が喜ぶお菓子が供えられている事が多くあります。

水子供養の際、参拝の対象となる地蔵は「水子地蔵」と呼ばれています。
水子地蔵には、いくつか種類が存在します。

①錫杖を持つ地蔵菩薩

  子供たちを鬼から救う地蔵菩薩として知られています。賽の河原で子供たちを救うのはこの地蔵様と言われています。

②合掌している慈母地蔵尊

  子供たちの母親代わりとなる慈母地蔵尊です。

③赤ちゃんを抱える子安地蔵

  妊婦の安産を守ってくださる地蔵尊です。

調布不動尊 常性寺の水子供養

 以下の方法、全て対応可能です。

 ・予約なしでのお申し込み(予約も可能)
 ・個別での読経供養
 ・法名のお授け
 ・廻向の契証の授与
 ・塔婆のお申し込み
 ・写経用紙の授与
 ・お遺骨の埋葬
 ・永代にわたり、水子様を“形にする”一願地蔵尊の建立
 ・オンラインで水子供養を受付
 ・母子手帳やエコー写真、お気持ちを書かれました手紙等のお焚き上げ

 また、お寺に直接参拝できない方々のために、オンラインでの水子供養も承っておりますので、ご希望の方は下記フォームよりご相談くださいませ。

▼オンライン水子供養 – お申し込みフォーム
https://www.josyoji.jp/mizuko-kuyo/online-moushikomi/

水子供養は、水子を想う気持ちが一番大切です。
水子供養をされたいと思われたタイミングや、思い出されたタイミングで、ご自身のできる範囲で行ってあげてください。

​​水子のことで悩まれている方、苦しまれている方は一度ご相談ください。

調布不動尊 常性寺 法務執事